2009.03.03

あさ

 

朝がテーマの詩集。朝ってステキ! と思わせてくれる一冊です。
谷川俊太郎さんの珠玉の言葉と、刻々と変わっていく朝の写真(吉村 和敏さん)がとてもきれいです。
掲載されている写真の多くが、前回の記事で触れた『赤毛のアン』の舞台であるプリンス・エドワード島なのです。

この詩集の嬉しいのは、ひらがなで書かれた『あさ』と、一般向けの『朝』の両方があるところ。
ひらがな版は、横書きなので左に開いてゆきます。
反対から開いていくと、一般向けバージョン。
一瞬、どっちがおもて表紙?と思うんだけどね。
つまりは、両方おもてかな。

あさ/朝 Book あさ/朝

著者:谷川 俊太郎,吉村 和敏
販売元:アリス館
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 

美しい朝の色を見るために、ちょっと早起きしたいかな、と思いました。
 
 
 

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2009.02.27

「赤毛のアン」に学ぶ幸福になる方法

 

Img_4566_2  

都会には戻らなくてもいいんだよと囁いている白銀の風

……と、写真のイメージです。

 

新幹線でお出かけです。
そう、ふらりと行ったきり、帰らなくてもいいかな~って少し思ったんだけど(^-^;
旅の友は、茂木健一郎さんの「赤毛のアン」に学ぶ幸福になる方法 (講談社文庫)にしてみました。

途中で写真を撮りたくなって、これが難しくてハマリました。
そうしたら、イメージっぽい詩か短歌もどきでも…なんて考えていて。
帰りは爆睡したので、本は途中です。

 

「赤毛のアン」に学ぶ幸福になる方法 (講談社文庫) Book 「赤毛のアン」に学ぶ幸福になる方法 (講談社文庫)

著者:茂木 健一郎
販売元:講談社
発売日:2008/12/12
Amazon.co.jpで詳細を確認する

脳科学者の茂木健一郎さんは、11歳で『赤毛のアン』に出あい、高校生のときに、原書で全巻読破し、さらに外国見たさに懸賞論文に応募し、カナダに短期留学したといいます。
『赤毛のアン』にひかれたのは、西洋に対する敗北感だった、と後に気がつくらしいのです。
当時の自分の生活と、「アン」に描かれている生活を比べ、「完全に負けた」と思ったというのです。

と、読んだのは、このあたりまでなのです。
続きは、またゆっくり(゚ー゚;

私が『赤毛のアン』の1巻をきちんと読んだのは、実は数年前です。
子どもの入院の付き添いで、時間がたっぷりあったとき。今さら…と思ったけど、1巻だけ読んでみました。

仮に10代のときに読んでいたら、どんなに感激できただろう、と思いました。
けど、けっこう本が好きだった時期があったにもかかわらず、『赤毛のアン』を手にとることがなかったのは、それまでの自分とは、相性がよくなかったのでしょうね。
(と思うしかありません。)

このへんが、小さくフツウに納まっている自分なんだね~、と感じる…。

 

それで、話は戻って、車中から撮影していた画像ですcamera

Img_4563

Img_4518 

 

 

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2009.02.14

バレンタイン・デビュー

 

重松 清さんのサンタ・エクスプレス―季節風 冬 のなかに、『バレンタイン・デビュー』という短編が入っています。
高校2年生の息子がチョコをもらえないんじゃないかって、しきりに気にする父の話。

2月に入ったら、家庭でバレンタインに関する話はタブー。
息子がもらえなくても、しらん顔でいよう、平常心で、と父は自分に言い聞かせます。
つまり遠い日の自分と重ね合わせ、余計な気をつかうわけです。

父親の心配をよそに、息子はちゃ~んと本命チョコを持って帰ってくるんだけど。

 

サンタ・エクスプレス―季節風 冬 Book サンタ・エクスプレス―季節風 冬

著者:重松 清
販売元:文藝春秋
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 (『サンタ・エクスプレス 季節風 冬』は冬ばかりのお話の短編集です)

バレンタインがそんな気になるもの~?
と無神経にも思ってしまった私ですが。

このお話を読んだせいか、私もチョコレートの話を息子にしないようにしていました。
年齢だって、お話に出てくる子と同じだものね。
でも、今日もらってきたみたいです。 
見せてくれないんだけど。
そりゃ、見せないよね ^^;
やれやれの日でした。

 

 

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2009.01.31

終わったのだ^^

 

フ~ッ、終わったのです。
前に、『奥の細道』を鉛筆でなぞり書きする練習長に再挑戦している、という記事を書きました。
ちょっと達成感があるかな~。嬉しいです(*^-^)

えんぴつで奥の細道 Book えんぴつで奥の細道

著者:伊藤 洋,大迫 閑歩
販売元:ポプラ社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

  

慣れると負担ではなく、2、3行書き始めると書写モードに入る心地よさを実感できました。
私って字がうまいじゃない、という錯覚に酔いしれる日々^^

そう感じられると楽しく続けられるかな。 
(本当は、お正月明けに、挫折しそうだったしたけど、後半、復活しましたよ o(*^▽^*)o)
私はふだん鉛筆を使わないので、途中から使い慣れた水性ボールペンも使いました。

            pencil  pencil  pencil

これを書いていて、いくつかのギモンが。
いつももっとキレイな字を書きたいと思っていたのです。
形のとり方がわかってきますが、なぞり書きから離れたとき、効果のほどは?
そこを乗り越えるのは、その人しだいかな、と。

こういうものにも流行りがあるようで。
2、3年前は、何種類もこの類のものを店頭で平積みしていたように思います。
今は、お店のどこにあるのやら。

めでたく終わったけど、少し寂しいかな。
ほかのもやってみたいな~。

同じ先生が書いたものなら安心して買えそう…。
検討中です^^

えんぴつで枕草子 えんぴつで枕草子

販売元:楽天ブックス
楽天市場で詳細を確認する

  

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2008.12.14

年賀状のころに

 
2年くらい前にえんぴつで奥の細道 というのを買いました。
そのころは、とくに流行っていたような気がします。
鉛筆でうすく書かれた文字をなぞっていく練習帳。
地図、現代語訳付き。50日で全文、大垣までの大行脚が楽しめます。

えんぴつで奥の細道 えんぴつで奥の細道

著者:伊藤 洋,大迫 閑歩
販売元:ポプラ社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

Img_4385

↑ 私がなぞった冒頭の部分pencil

実は、三日坊主だったんですねぇ、私。
前に挑戦したときは、本当に3日目で終わっていました (´;ω;`)ウウ・・・

イマサラ ナンダケド…。
約2年ぶりに、気合を入れて、4日目を書いてみたのでした。
年賀状を書くにあたり、一ヶ所だけでも自分の字を書こうなんて思ったら、練習帳のことを思い出したのです。

練習したところで、今さら変わりはないのですが、これを機会に再びチャレンジしたい (*゚ー゚*)
芭蕉の旅を楽しみたいと思います。
来年の1月末には仕上げたい…なんて、鬼に笑われちゃいますね (ノ∀`)

  

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2008.07.26

『はじめての文学 重松清』

図書館には、中高生向けにセレクトされたコーナーがあって、私はここから本を選ぶのが好き。読んで訳がわかんないとか、ツマラナイとか、そういう思いをすることがないから。
それから、自分は中学生の頃、とうてい本好きとは言えなかったから、その時間を取り戻したいのかな。そんな気もする。
残念なことに、このコーナーの前で本を選んでいる若者を見たことがない。というより、中学生は図書館には来ないし、高校生は学習室で勉強するばかりで、あまり本は借りない気がする。

そのコーナーから、選んできた一冊。

はじめての文学 重松清 (はじめての文学) Book はじめての文学 重松清 (はじめての文学)

著者:重松 清
販売元:文藝春秋
Amazon.co.jpで詳細を確認する

短編が8作。そのうち3篇が、小学校の教科書に載ったもの。
『はじめての文学』なんてタイトルだと、いかにも朝の読書の時間に読むって感じがするけど、気楽に読め、それでいて引き込まれる。
10代の感性でこんな作品に出あえる人は、シアワセなんじゃないかと羨ましい。

重松作品の好きなところは、難しいできごとにぶつかったとき、自分の気持ちを上手くに説明できるわけもないけれど、もしも、丁寧に言葉にかえてみるなら、こういうことなんだろうね、と代弁してくれるようなところ。

著者の「あとがき」は、なるほど、と思った。
面白いと思った本は、著者(重松さん)のものでなくてもいいから、何度でも読み返してほしい、と書いている。
一度きりで、ストーリーがわかった、と思うのはもったいないと。
時を経ると違うところが気になったり、面白さに気付く。
「一冊の本との長い友情」を築いてほしいと書いていた。

作品を読んでいて、これ前に読んだことあると思ったお話がふたつ。ストーリーは忘れてなかったけど、前はどんなふうに感じたか、すっかり忘れている私。なんとも…(泣)
まあ、いいではないか。何度でも初めて読むような感動をもらおう。

 

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2007.07.20

文庫本『くちぶえ番長』

くちぶえ番長 (新潮文庫 し 43-10)

著者:重松 清
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 
重松清さんの作品を読んでみました。
爽やかで、ずんずん先に進ませてくれる文体の読みやすさと、展開の面白さ、泣かせてくれるところなんて、重松さんらしいけど、……。
この「……。」って、クサイっていうかぁ m(__)m 出来すぎ、と思ったのですが。
 
エピローグを読み終え、最終のページを見て、ビックリ。納得しました。

「この作品は、二〇〇五年四月から二〇〇六年三月にわたって、雑誌『小学四年生』に連載されたものに、書下ろしを加えた、文庫本オリジナル作品です。』

えっ、はじめは子ども向けに書かれたことを、知らずに読んでいたわけなのです。
 
4月に転校してきたカッコイイ不思議な女の子「マコト」と、ぼくの小学4年生の1年間を描いたお話です。
こんな爽やかで、勇気をもえらえるお話を小学生で読めたら、その子は幸せだと思いました。
(と、オトナの頭で思ってしまうのかな、と半ば悩みながら書いています。教訓的な内容ではありませんけど)
子どもが読むには長いし、文庫本っていうのが敬遠されるそうですが、本が好きな子だったら、読む価値はありそうです。
私もこんな感じのものを小、中学生の頃に読んでみたかったです。もちろん、この年でも、読むことができて、よかった~!と思います。

 

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2007.02.10

『体のツボの大地図帖』

 
久しぶりの更新かと思ったら、ずいぶんと年寄りじみた内容で…?でも、ストレス社会に生きるには、「体のツボ」を知っておくと役立つかも。
 
今までの経験で、頭痛に効くツボを押してみたら、気がついたら治っていた、軽減していたことが確かにありました。勿論、根本となる病気の治療は必要ですが、ちょっとした不調には、試してみる価値はあるかもね、と思います。

先日、深夜に中学生の息子が「眠れない」なんて言いに来ました。下手なことを言うと、ますますイライラさせることになりかねない…と手を焼くこの頃。
いつも夜更かしするくせに、今日に限って騒ぐんじゃない! …言いたいことはグッとこらえ、「不眠に効くツボでも押してみたら?」 と真夜中に取り出したのが、最近買ったこの雑誌でした。女性向きの本ですが、不眠は、男も女もないものね。

結果、バッチリ効きましたよ! 何箇所か押して気がすんだのか、安心感があったのか、理由は限定できませんが、2、30分後にはグッスリ寝ていました。だって高校入試の前の晩だったんだもの~! 緊張していたんだね、息子も。私も助かりました。

痛み、美容、不調に効果を発揮するツボが、イラストでとても分かりやすく書かれています。ツボはたくさんあるけれど、15箇所覚えておけば、だいたいの不調に効くのだとか。
書店なら、健康の雑誌のコーナーで見られます。
 
 
 

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2007.01.10

『安野光雅のいかれたカバン』

 
去年の暮れに、図書館でこれを借りました、というところまでは紹介しましたが。もう返却しなくちゃいけないかな。その前に、見ました、という意味を込めて。備忘録のつもりです。

安野光雅のいかれたカバン Book 安野光雅のいかれたカバン

著者:安野 光雅
販売元:世界文化社
Amazon.co.jpで詳細を確認する



1926年生まれの安野光雅さん、今年で81歳ということになります。
出版社の倉庫から、30年ぶりに出てきた安野さんの絵を前に、30年前の安野さんと、今の安野さんが、ユニークな問答するといった形の本です。絵が「いかれたカバンの」中から出てきたという気分なのだとか。
絵本になった絵、挿絵、表紙絵、切手のデザイン、「犬のおまわりさん」などの童謡のためのカットなど、温かで楽しく、美しい絵がたくさん見られます。
美術のコーナーから見つけた本ですが、気軽に楽しめます。

児童書では、こんなのも好きです。

旅の絵本〈6〉 Book 旅の絵本〈6〉

著者:安野 光雅
販売元:福音館書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

  
今さらですが、私にあったらいいと思う技量って、絵を描くこと。
絵と言わなくて、イラストでも、漫画でも。
いつかそんなものがアップできたら嬉しいです。それ、ホンキかな?読み流してくださいネ"^_^"

  

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2007.01.05

「竹取物語」

 
パンジーさんの新年の挨拶にアップされていた写真は、竹がゴールドに輝いている粋な松竹梅の生け花でした。丸の内にある国際ビルのロビーに飾ってあったそうです。
これを見たとき、かぐや姫が出てきそう~と思いました。そんな生け花を見て、ふと読んでみたくなったのが「竹取物語」。

ビギナーズ・クラシックス 竹取物語(全) Book ビギナーズ・クラシックス 竹取物語(全)

販売元:角川書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する



「ビギナーズ・クラシックス」というのがいいじゃない。今さら勉強まではしたくないけど、ちょっと覗いてみたい、くらいの感じで読めるのかな、と思い選びました。それに文庫、気軽じゃないですか。
現代語訳、本文、ミニ知識、イラスト、絵巻の写真でたっぷり楽しめます。「竹取の翁」を「竹取のじいさん」と訳してしまうところに、なんとも親しみを感じます。
今回は、本文はチラリ。時間があるときに、本文を味わうことにして?訳をひたすら読むってことにしました。

久しぶりの竹取物語です。最初と最後の部分は高校で習いました。全文を勉強していたら、1学期が終わってしまうと思いますが、どうしてこの物語の面白さを古典の先生は教えてくれなかったの~? 
教えてくれたのかもしれないけど、私が忘れてる? 受けつけなかった……かもね。

_001_2昔むかしの壮大なSF、かぐや姫が五人に出した無理難題のてん末、かぐや姫の人間としての心の成長、すごく面白かったです。
一部分は誰もが、何となく知っている竹取物語ですが、全部通して読まなくちゃ本当の楽しさがわからない、何百年も受け継がれてきただけのことはあるよ、と思うお話でした。敬遠するにはもったいないです。・・・短い感想でした。


  
  

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2006.12.29

よいお年を!

 
_pict0073今、窓から見える空は、とっても青くて、葉っぱなんかが風に飛ばされ、いかにも関東の冬らしい風景。
なんとお布団まで、風に飛ばされ、ビックリでした。
 
昨日、図書館で何冊かの本とCDを借りてきました。
年末年始、読むももの、聴くものがないと、つまらなくなりそうなので。

 
気軽に借りられるのはいいことです。自分では、買わないであろう高い本や、書店では見つけられない本があるのは、嬉しいことです。
今回、どんなものを借りてきたかというと、作りもしないのに、お料理の本。絵本を何冊か。

それから文章のたくさん入った画集でしょうか、美術のコーナーで偶然見つけた本、ステキな絵が楽しそうだから借りてみました。

安野光雅のいかれたカバン Book 安野光雅のいかれたカバン

著者:安野 光雅
販売元:世界文化社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

  
  
何かの書評で見かけたので、これも。柳田邦男さん(ノンフィクション作家)は、大人も絵本を読みましょう、と推奨している方なのです。地元出身の作家なので、関心をもちたいと思って。

砂漠でみつけた一冊の絵本 Book 砂漠でみつけた一冊の絵本

著者:柳田 邦男
販売元:岩波書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 
 


   
Pict0033あまり更新できなかったことを反省する次第ですが、皆さまには、たいへんお世話になりました。ありがとうございました。

私は、私なりによい1年でした。
みなさまも、ますますよいお年になることをお祈りいたします! 

 

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2006.11.28

重松 清著『卒業』

  
昨日は子どもの通院日。
「欲しい本がある」って言うので、行く途中の乗り換えの駅で、書店に寄りました。
その本って、マンガだったんだけど。まあ、いいよ。
せっかくだから、母も買いました。
ピッカピカの新刊。文庫本として新刊、が正確かな。
早速ふたりして買ったばかりの本を車中で読み出しました。次の乗換えをちょっと忘れそうになったりして。

診察前も読んでいて、こんなところで泣かせてくれなくてもいいのよ、重松さん、と言いたくなりました。あんまり外で読まないほうがいいかも。
   

卒業 Book 卒業

著者:重松 清
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

単行本で詳しい書評どうぞ。なんて手抜きなんだろう?
 ↓
卒業
 

 

  

続きを読む "重松 清著『卒業』"

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2006.09.23

朗読の思い出

  
ふと思い出したことですが。

昔むか~しの小学校6年のとき、担任の先生がよく時間をつくって本を読んでくれました。当時32歳の男の先生でした。雨で体育ができないときや、ちょっとした合い間を見つけて読んでくれたのだと思います。

だいだい、子どもにとって授業意外はなんでも楽しいものです。
私はその時間がとても好きでした。心が自由でいられる時間、とでもいうのでしょうか。たぶん、みんなにとっても、楽しいものだったに違いないと思うのです。
先生の朗読はとても上手だったと記憶してします。

読んでくれたのは、芥川龍之介のお話や、長いものでは、竹山道雄の「ビルマの竪琴」。これは、何ヶ月かかけて少しずつ。

戦争体験は、父母、先生など身近な人からをよく聞いていたので、想像もできないことではなかったような気がします。
読め、というのが無理であっても、読んでもらえば充分理解できたのだと思います。

高校生のころ、「ビルマの竪琴」を読んでみました。小学校のとき読んでもらったな、と思い出して。全く知らなかったら、手を出さなかったかもしれません。

あれから何十年もたち、私が今、図書に関わるボランティアをできるのは、このすばらしい朗読の思い出が、少なからず影響しているような気もするのです。

  
   

杜子春・トロッコ・魔術―芥川龍之介短編集 Book 杜子春・トロッコ・魔術―芥川龍之介短編集

著者:つぼの ひでお,芥川 龍之介
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

ビルマの竪琴  少年少女日本文学館 (16) Book ビルマの竪琴 少年少女日本文学館 (16)

著者:竹山 道雄
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

   

   

   

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2006.09.19

倉嶋 厚著『花の季節ノート』

   
午後のNHKのトーク番組で、久しぶりに倉嶋厚さんを見ました。
天気や季節に関するエッセイをたくさん書かれているお天気キャスターの方です。
「熱帯夜」という言葉の生みの親なのだそうです。
82歳、お元気そうで、とっても嬉しく思いました。

もともと私は、晴れようと、曇ろうと関係ないほうだったのですが、倉嶋さんの解説を見るようになってから、天気に興味をもてるようになりました。

天気は生活に大きく影響するわけで、天気予報がわからないと、困ることもあるってことをやっと気づき始めました。

天気に感心をもつと、雲や自然、季節の移り変わりにも目が向けられるようになります。それは、単に年を重ねていく中での自然の成り行きかもしれませんが、このキャスターを知らなければ、私はもっとぼんやりとしていたのだろうと思います。

ご伴侶亡くされ、うつ病で苦しんでおられたことを何かで読みましたが、その後どうしているのだろうかと気になっていました。今日は偶然にもテレビに出演されているのを見ることができ、安心しました。

最近出したという、こちらの本も読んでみたくなりました。

      

花の季節ノート Book

著者:平野 隆久,販売元:幻冬舎
Amazon.co.jpで詳細を確認する

     

   

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2006.08.05

重松 清著『日曜日の夕刊』

昨日の続きです。お付き合いください。

一度あきらめた重松清さんのお話を再び読んでみようと思ったわけ。
な~んだ、中学生の教科書に載っているじゃないの。ならば読めるよっていうヤツでした。

ったく! 息子よ、どうして教科書をここにぶん投げる~! 
(たぶん方言。片付けないで、投げ出しておくって感じでしょうか。)
教科書が目に入ったついでに、読むことにしました。

あるじゃないの、重松さん。「卒業ホームラン」。
読んでみたら、敬遠するほどのことはありませんでした。けっこう感動もの。これ、授業で習うとなると、感動のひとことでは済まないかもしれませんが。

そのお話が収録されているのは、「日曜日の夕刊」。
おもしろいタイトルでだと思いました。日曜日は夕刊ないって。

日曜日の夕刊 Book 日曜日の夕刊

著者:重松 清
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

このタイトルについて、著者が「文庫本のためのあとがき」で、こんなふうに書いていました。

(著者の)お話のありようは、日曜日に夕刊を届けるような、「あってもなくてもかまわない。だけど、せっかくだからあったほうがいいんじゃないかな……弱気なのか図々しいのか、よくわからないけど。」(本書から引用)

よくありそうな日常、家族模様を書いた短編集です。
最後は、どれも心温まり、ホッとします。登場人物の心のうち、心の変化がうまく表現され、そこにかつての自分や家族がいて、その断片を見るような、楽しさや切なさがチラチラ。

『チマ男とガサ子』は、神経質でチマチマと細かい男性と、ガサツな女性とラブストーリー。このお話の中に思いきり自分を見た感じ。 "^_^" もちろん私はガサ子です。 笑えます。

『さかあがりの神様』は、鉄棒の練習に付き合う父親の視点で書いたストーリー。子どものころ、自分にもさかあがりの神様(義父)がいたことを回想しながら、娘の練習を手助けする父親。愛情いっぱいの親子関係にウルウルかも。

全12編。お話は独立していながら、春から順に季節が進んでいきますヨ。

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2006.06.27

文庫本『わたしのラベンダー物語』

Pict0011梅雨の中休み、ラベンダー収穫~! 
っていうほどの量はありません。
たったこれだけなのです。
車の中に入れると、この時期はすぐにきれいなドライフラワーになります。

さて、本の紹介です。
富良野でラベンダーファームを営む富田忠雄さんの著、『わたしのラベンダー物語』
1993年(誠文堂新光社)単行本で出版されましたが、その後加筆修正され手軽な文庫本となりました(2002年、新潮文庫)。

北海道に行かれる方は、旅の友にいかがでしょう。
オススメ度 ★★★★★です。

富良野地方で昭和20年代の後半から香料として、栽培されていたラベンダー。
最盛期の昭和45年には、250戸もの農家が栽培し、230haものラベンダー畑が広がり(観光用に栽培されている現在は50ha)、蒸留工場も6ヶ所ありました。

しかし、貿易の自由化により、しだいに富良野のラベンダーは必要とされなくなりました。誰もがラベンダーをあきらめ、他の作物に転換していきます。

そんな中で、愛すべきラベンダー畑をつぶすことができなかった富田さん夫妻がいました。
収入にならないラベンダーを守るのも、これが最後の年と決めた昭和51年のことです。
ラベンダー畑の写真を撮るために押し寄せたカメラマンたちに、栽培を続けることを懇願されます。
その頃、ひとりの旅行者から、ラベンダーのサシェ(匂い袋)を作ることを教えられました。
やがて玄関先が「にわかお土産店」となり、サシェを売ることで、畑の管理費用を作ることができたのです。
これが今の北海道のラベンダーの風景を広げるきっかけとなっていくのです。

このことを始めとし、ラベンダーとともに生きてきた道が綴られています。前述したのは、ほんの導入部分です。ラベンダーを愛する一途な生き方に感動です。
著者の撮影した美しい四季の写真も必見! 栽培方法、楽しみ方もありますよ。 

   *:.+: *:.+:*:.+:.:.*:.+:*:.+::*:.+: *:.+:*:.+:.:.*:.+:*:.+:*

こちらの絵本は、花の妖精を登場させ、ラベンダーを守り抜くことを物語風にしたものです。
むらさきは、人を癒す色なのでしょうか。
場面いっぱいに使われているむらさき色にがきれいです。

ありがとうラベンダー―花のいのちをまもったひと Book ありがとうラベンダー―花のいのちをまもったひと

著者:大社 玲子,富田 忠雄,岡崎 英生
販売元:キッズメイト
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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2006.06.12

文庫本『猫ばっか』

佐野洋子さんといえば、真っ先に思い浮かぶのが、不滅のロングセラー、絵本『100万回生きたねこ 』ですが。

同じ著者の『猫ばっか』というエッセイを読みました。
市立図書館では、絵画、イラストのコーナーに分類されていました。
なんでこの分類? と思いましたが、絵がふんだんに入った本でした。

擬人化された猫の絵は、無条件にカワイイ感じでのものではなく、ふてぶてしかったり、妙にセクシーだったり。本来の猫のイメージそのものなのかもしれません。
猫に関するショートエッセイは、著者が飼った猫のこと、その愛しき猫たちとの関わり、見聞きした猫の話。
猫ってそういう生き物なのだ、と納得してしまう本。猫を静かに讃えるているかな?
猫好きにオススメ、気軽な一冊です。

   ・。・゚★・。・。☆・゚・。・゚★・。・。☆・゚・。・゚★・。・。☆・゚・。・

猫ばっか Book 猫ばっか

著者:佐野 洋子
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

   ・。・゚★・。・。☆・゚・。・゚★・。・。☆・゚・。・゚★・。・。☆・゚・。・

_225_1 今日は、しっぽだけ (=^・^=)

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2006.04.01

文庫本『言葉の虫めがね』

_071 昨日俵万智さんの本のことを書いたので、もう少し触れたいと思います。

といっても、私は短歌に少しも詳しくないのです。20代の昔むかし、俵万智さんの短歌に、強い衝撃を受けた覚えがあります。なんて新鮮で、私の気持ちをそのまま代弁したような歌を詠む人なのだろうと。三十一文字で、気持ちを伝え、人を魅了するなんて! もっと早くデビューしてほしかった、と思ったほどです。

人は、言葉により、励まされ、傷つきもします。
(でも、突き詰めれば、その言葉を言わせている「心」に励まされもし、傷ついているのかもしれません。)

気持ちを伝える手段として、言葉をたくさん知っていたら、もっと自由に、的確に自分を表現できます。また、言葉を楽しむことができたら、もっと幅を広げることができます。そんな思いから、言葉をもっと大切にしたいのです。
キラリとした言葉に出あいたいと思うのです。

新しいものではありませんが、思い出したので紹介したい本です。

   *:.+: *:.+:*:.+:.:.*:.+:*:.+::*:.+: *:.+:*:.+:.:.*:.+:*:.+:*

言葉の虫めがね 言葉の虫めがね

著者:俵 万智
販売元:角川書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

   

言葉の虫めがね 言葉の虫めがね

著者:俵 万智
販売元:角川書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

   *:.+: *:.+:*:.+:.:.*:.+:*:.+::*:.+: *:.+:*:.+:.:.*:.+:*:.+:*

俵万智さんのエッセイは、すーっと心に入ってきて、とても気軽に読めます。
「ケーキとか食べて」の『とか』に、どんな意味があるのか、「サラダ記念日」が英訳されたときの話、そして短歌のこと、どれも興味深く読めました。
「日本語を虫めがねで覗くような作業が、楽しくてたまない。」という作者といっしょに、もっと言葉を楽しんでみたいと思います。

(太字はあとがきから引用させていただきました)

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2006.03.31

文庫本『花束のように抱かれてみたく』

2日ほど花屋さんに足を運ぶ機会がありました。
息子の学校の先生が異動されるので、役員をしていた私は花束を頼みに行ったり、また、コンテナガーデンのためのお花を探したりと。

そんな中で、ふと思い出した本があります。
『花束のように抱かれてみたく』、俵万智さんの短歌&稲越功一さんの写真集です。
この本、まず、タイトルにひかれました。

短歌? センスないから…なんて考えずに、美しい言葉と、癒しの写真を楽しんでいただけたらと思います。お花の好きな方は、書店や図書館で見かけたら、開いてみるといいと思います。
見開きのはじめのページは、季節の花の短歌一首、そして、その花を紹介するような短いエッセイ、左はズームアップの写真です。

おしゃれなフラワーショップに入り、そのひとつを手にし、じっと見つめたような気持ちになれます。

  *:.+: *:.+:*:.+:.:.*:.+:*:.+::*:.+: *:.+:*:.+:.:.*:.+:*:.+:*

花束のように抱かれてみたく 花束のように抱かれてみたく

著者:俵 万智,稲越 功一
販売元:角川書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

  単行本もあります!

  *:.+: *:.+:*:.+:.:.*:.+:*:.+::*:.+: *:.+:*:.+:.:.*:.+:*:.+:*

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2006.03.21

文庫本『季節のかたち』

暑さ寒さも彼岸まで、と言いますが、私はこの言葉が好きです。
けっこうそうだな、と新しい季節の到来を嬉しく思います。
特に春分の時はネ。
でも、ふと思ったんですが、これが通用するのは、関東以西の平野だけ?
まだ残る雪の中では、到底思えないですよね。

私の好きな『季節のかたち』という文庫本です。
四季を彩る美しい日本語が、季節の植物、自然現象、雲や光の写真と共に楽しめます。
日本に生まれたことがありがたい、と再認識できる本です。

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季節のかたち 季節のかたち

著者:高橋 健司
販売元:光文社
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