『はじめての文学 重松清』
図書館には、中高生向けにセレクトされたコーナーがあって、私はここから本を選ぶのが好き。読んで訳がわかんないとか、ツマラナイとか、そういう思いをすることがないから。
それから、自分は中学生の頃、とうてい本好きとは言えなかったから、その時間を取り戻したいのかな。そんな気もする。
残念なことに、このコーナーの前で本を選んでいる若者を見たことがない。というより、中学生は図書館には来ないし、高校生は学習室で勉強するばかりで、あまり本は借りない気がする。
そのコーナーから、選んできた一冊。
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はじめての文学 重松清 (はじめての文学) 著者:重松 清 |
短編が8作。そのうち3篇が、小学校の教科書に載ったもの。
『はじめての文学』なんてタイトルだと、いかにも朝の読書の時間に読むって感じがするけど、気楽に読め、それでいて引き込まれる。
10代の感性でこんな作品に出あえる人は、シアワセなんじゃないかと羨ましい。
重松作品の好きなところは、難しいできごとにぶつかったとき、自分の気持ちを上手くに説明できるわけもないけれど、もしも、丁寧に言葉にかえてみるなら、こういうことなんだろうね、と代弁してくれるようなところ。
著者の「あとがき」は、なるほど、と思った。
面白いと思った本は、著者(重松さん)のものでなくてもいいから、何度でも読み返してほしい、と書いている。
一度きりで、ストーリーがわかった、と思うのはもったいないと。
時を経ると違うところが気になったり、面白さに気付く。
「一冊の本との長い友情」を築いてほしいと書いていた。
作品を読んでいて、これ前に読んだことあると思ったお話がふたつ。ストーリーは忘れてなかったけど、前はどんなふうに感じたか、すっかり忘れている私。なんとも…(泣)
まあ、いいではないか。何度でも初めて読むような感動をもらおう。






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